タカラトミー(葛飾区立石7)は、ダイカスト製ミニカー「トミカ」の新ブランド「Dream TOMIKA(ドリームトミカ)」シリーズを12月28日から展開すると発表した。
1970(昭和45)年に日本発の手のひらサイズのミニカーとして登場した同商品。現在は乗用車など140種以上のラインアップがあり、累計販売台数は5億4000万台を超える。42年を以上を誇る歴史は、親子のみならず3世代愛されるブランドとして成長している。
今回のシリーズは「トミカが夢のコラボレーション」をコンセプトに、人気コンテンツと共同企画を展開する。従来のメーンターゲットである3~5歳児だけでなく、トミカを卒業した大人なども取り込み、バリエーションの拡充を狙う。
12月28日に販売する第1弾は「トミカハイパーシリーズ」や同社の人気コンテンツ「トランスフォーマー」のほか、「マリオカート7」「バットモービル」など10種を予定。第2弾は「チキンラーメン」「ハローキティ」の2種を予定している。今後、2013年9月までに計20車種に拡充していく予定で、トミカを含めた全160車種のラインアップをそろえる。
同社広報担当者は「現在まで自動車や消防車の実車にこだわったシリーズだが、今後は子どもだけでないトミカを卒業した大人などの層にも注目された商品を展開していきたい。自社ブランドにとらわれない幅広いコラボレーションも行えたら」と話す。
価格は各630円。全国の玩具専門店、百貨店、量販店の玩具売り場で販売する。