見る・遊ぶ 暮らす・働く

柴又に「山田洋次ミュージアム」-山田監督作品網羅、フィルムなど展示

館内中央に設置しているのは、実際に使用した上映フィルムと35ミリ映写機

館内中央に設置しているのは、実際に使用した上映フィルムと35ミリ映写機

  • 0

  •  

 「山田洋次ミュージアム」(葛飾区柴又7)が12月14日にオープンした。

[広告]

 同館は映画監督である山田洋次さんの作品などを取り扱う記念館で、1961(昭和41)年のデビュー作である「二階の住人」から、来年1月に封切りされる「東京家族」まで山田さんの50年以上にわたる作品をテーマ別で展示している。

 オープン日となった14日には山田監督や青木葛飾区長、「東京家族」に出演した橋爪功さんと吉行和子さんらがテープカットを行った。この日は150人以上の行列ができ、1日で約660人が山田さんの監督人生を振り返る同館を訪れた。

 同館の施設運営を行う山本吉昭営業部長は「家族や教育など山田監督が長年取り組んできたテーマなどにスポットを当てて展示している。当時の作品や、館内にある35ミリフィルム映写機や映画のフィルム缶なども展示している。寅さんだけでない山田監督の魅力に触れてもらえれば」と話す。

 同館を訪れた秋田県在住の80代の夫婦は「当時はビデオもDVDもなく、山田監督の作品は盆と正月によく見に行った覚えがある。東京の下町は日本の原風景を感じさせ、懐かしい雰囲気を覚えさせてくれる。家族の作品などが多く今の若い人にもぜひ見てほしい作品がそろっている」と山田監督の世界観について話した。

 開館時間は9時~17時。入館料は500円。

葛経ラジオ
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース