亀有のつけ麺店「麺屋天翔」(葛飾区亀有3)で限定メニューだった「絶品煮干しそば」が12月から、レギュラーメニューに昇格した。
2009年オープンの同店は各席にIHヒーターを設置。特注で作ったつけだれ用の容器を保温するためのもので、常に一定の温度でつけだれを提供するのが特徴。開店以来、テレビなどで紹介され、週末は行列ができることでも知られる。
同店では毎月、限定麺として新しいアレンジをした麺を提供しており、同メニューも限定麺から登場したもの。店長の原直樹さんは「同じ味やサービスだけでは、いつも通ってくれる常連客に飽きが来てしまう。毎月メニューを変更しながら新しいメニューを考案している。今回のメニューも限定メニューから人気の出たメニュー」と話す。
同メニューは、従来店舗で使われている魚介系豚骨スープに、特製の煮干しスープを使ったダブルスープhが特徴。通常、煮干しは似すぎてしまうと味にえぐみが出るが、あえて強火でじっくりと煮込んだスープを使う。理由について、「濃いめの豚骨スープとブレンドすることで煮干しのえぐみが軽減され、煮干しの味を十分に引き出したスープとなる。煮干しの味わいを追求した結果のスープに行き着いた」と話す。
つけ麺が人気メニューの同店だが常連客を中心に注文を集め、12月に入ってからの人気は、しょうゆつけ麺(750円)に次ぐ2位に。土日などはスープが売り切れてしまう日もあるという。
原さんは「塩としょうゆの2種があり、どれも煮干しの味を引き出したメニュー。今までにないジャンルを開拓していくことで、来店客により満足してもらえるような店づくりを行っていきたい」とも。
メニューは塩としょうゆの2種。価格は各800円。営業時間は、平日=11時30分~15時、17時~24時。土曜・日曜・祝日=11時30分~24時(スープが無くなり次第終了)。