堀切水辺公園(葛飾区堀切1)で1月19日、「第4回堀切大凧(だこ)揚げ大会」が開催される。
同大会は今年で5回目。きっかけは2009年に区立堀切中学校の同窓生たちが中心となり「堀切にはショウブで有名な場所だが、シーズン以外は静か。中学生と地域がにぎやかになるイベントを興したかった」(大会実行委員会会長の一杉昌宏さん)と4年前を振り返る。
「白根大たこ合戦」で有名な新潟市南区白根地区と協力して開催する同大会。毎年の目玉として白根から24畳の大だこを持ち込み、会場で揚げる。当日について、一杉さんは「先日の雪のような天候は去り、当日の晴天を望みたい。昨年は風にも恵まれ非常に高くたこが揚がった」と話す。
昨年までは白根地区から借りているたこを揚げていた。今年は葛飾区と協業で2つの12畳の大だこをオリジナルで制作。デザインは区制80周年をピーアールするものと、葛飾のメッセージを載せた2種を採用。「初回は同窓会のメンバーと地域のみの取り組みだったが、消防署や河川事務所や区など多くの協力を得られるようになった。継続し堀切地区を“たこの街”として今後発展させていきたい」とも。
当日は、堀切中学校の生徒が授業中に作ったたこや、同校美術部が制作した約6畳の大だこも揚げる予定。一般来場者にもたこ揚げ体験の機会を用意し、白根の笹(ささ)団子やきのこ汁を振る舞うほか、地元商店街のからの出店も予定する。
一杉さんは「昨年できたスカイツリーから近く、完成して初のイベント。スカイツリーを背中に凧揚げを大いに楽しんでほしい」と参加を呼び掛ける。
開催時間は10時30分~14時。荒天の場合は中止。