パッケージや紙器の設計・製造を行う高田紙器製作所(葛飾区堀切3、TEL 03-3693-2181)が1月14日、「POPUP名刺企画大募集作戦」を始めた。
同社は1929(昭和4)年に創業した紙器メーカー。主に製菓メーカーや百貨店、化粧品メーカーのパッケージ製作・デザインなどを手掛けている。
カッティングの技術を応用した繊細なポップアップ名刺なども開発し、生産している。同社4代目社長の高田照和さんは「インパクトはとても大きく、名刺交換の際とても喜ばれる。この名刺をより知ってもらうために斬新なアイデアが集まってくれれば」と募集のきっかけを話す。
同キャンペーンは、名刺内側の飛び出す部分のアイデアを募集するもの。応募に対する制限はなく、自由な発想・アイデアを求めている。イラストや模型などの応募でもない点について、「イラストやギミックの部分を考えると制限が出てしまう。可能・不可能を考えずに、私たち設計者には考えられない、別の角度からの応募を期待するため」と高田さん。
優秀者には商品化され実際に製作された名刺を贈るほか、参加者全員に同社で製作した名刺5枚組を進呈する。
高田さんは「飛び出す名刺が作れるのも長年の経験を積んだ職人と技術のおかげで、0.6ミリまで切り抜きができるから。現在は販促や展示会用の一点限りの仕事が多いが、オリジナル受注となると1枚200円以上となり単価が高い。今後バリエーションを増やして、より多くの人の手に取ってもらうきっかけになれば」と話す。
応募締め切りは今月25日24時。