亀有香取神社、オリジナル「両さん絵馬」販売へ-地域活性化狙う

出来上がったばかりのポスターを持つ、香取神社の唐松宮司。実物は元旦にお披露目される。

出来上がったばかりのポスターを持つ、香取神社の唐松宮司。実物は元旦にお披露目される。

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 亀有香取神社(葛飾区亀有3、TEL 03-3601-1418)は2009年元日から「両さん絵馬」を販売する。

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 同神社では「必勝祈願」「開運招福」「諸願成就」の3種類の絵馬を用意。各種初回1,000枚ずつ用意し、元旦の初詣から頒布する。現在は製作中で実物がお目見えするのは年末の予定。

  絵馬は地域活性化のために企画されたもので、同神社で公式キャラクターを使用したものは初となる。同神社宮司の唐松さんは「キャラクター絵馬は今まで全国で多く取り扱われていたが、神社公式の絵馬としては非常に珍しいのでは」と話す。

 今回の絵馬の販売の理由を「両さんで街を盛り上げたいという商店街の人々の気持ちに共感した。地域だけでなく全国にアピールすることによって、より亀有が盛り上がっていけば」(同)と話す。

 今回の取り組みや境内でのライブなど、地域に密着した活動について、唐松さんは「神社は歴史を守る保守的なイメージが強く、地域との取り組みを行っていないところが多い。地域が盛り上がっていくことは、その街の文化や歴史が築き上げていくということ。保守的でなく、これからの世代が歴史を作るような気持ちができるきっかけにしていきたい」と今後の展望を話す。

 価格である初穂料はそれぞれ1枚500円。価格については「誰もが求めやすい価格で、利益よりも地域の知名度アップを重視した(同)」と話す。同神社では大みそか、都内では珍しい「茅の輪くぐり」や狛亀のお披露目式典を行う予定。

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