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ベジタリアン用めんつゆ、葛飾のベンチャー企業が商品化-老舗つゆ工場と連携

本商品を持つ金田社長

本商品を持つ金田社長

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 菜食食材の販売・開発を行っているグリーンカルチャー(葛飾区新小岩3)は4月19日、動物由来成分を使わない麺つゆ「菜食つゆの素」の販売を開始した。

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 同社は2011年創業で、通販サイト「グリーンズ」で大豆の空揚げなどハムなどを販売。購買者は全国に存在し年齢層も厚い。現在は通販サイトの運営だけでなく、施設などへの卸売業なども対応する。

 同社の金田郷史社長は「高校時代から菜食主義となり肩身の狭い思いをした。アメリカに留学したときに菜食メニューの豊富さに気付いた。日本に帰ってきたときに菜食メニューの見本市に来た関係者の多さにマーケットの可能性を感じた」と起業のきっかけを話す。

 同商品はめんつゆに含まれるカツオだしや白砂糖を使わず、動物性由来の成分を一切使わないのが特徴。製造に関しては江戸時代から続くだしメーカーと協業。昆布だしの配合などを調整し、めんつゆ独特の風味を再現。完成までには約半年近くの年月を要した。

 「今までそうめんやそばを食べるときには、だしじょうゆのようなもので食べる機会が多く、本来の味わいが楽しめることができなかった。今回は老舗メーカーの知恵が実現することができた」と金田社長。

 同商品はそばつゆだけでなく、煮物・天つゆ・炊き込みご飯の素などにも使え、「このつゆによって料理のレパートリーを楽しんでほしい。菜食というとベジタリアンのみのものだと思われがちだが、小さい子どもやアレルギーの人など安心して利用してもらえれば。今後は通販サイトだけでなく実店舗などの販売を目指していきたい」とも。

 価格は630円。通販サイト「グリーンズ」で扱っている。

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