新小岩駅北口徒歩2分の場所にある春巻き専門店「東京はるまき」(新小岩1、TEL 070-6454-8609))がこの3月で開店2周年を迎え、店主・清宮一(きよみや・はじめ)さん(34)に3年目に向けた抱負を聞いた。
店内のショーケースには、常時10種類ほどの春巻きが取りそろえられている。1日200本売れるという人気の揚げ春巻き「東京はるまき」(1本170円)は、パリっとした皮の中に春雨、もやし、豚ひき肉、ニンジン、ニラ、タケノコ、しいたけと7種類の具材が入った自慢の一品。それら7種にチーズと大葉を添えて、トマトソースでイタリアン風の味付けにした「東京はるまきチーズ」(同200円)も人気だ。
さらに「アスパラとベーコンの春巻き」「ドライカレー春巻き」(以上、同200円)など、この春限定の商品もラインアップ。彩り豊かな春巻きが、舌だけではなく目も楽しませてくれる。
これら春巻きのこだわりを清宮さんに聞くと、「もちろん一本一本すべて手作りで、またボリュームを大事にしている。さらに皮にも少し塩味がついているので、食べたときの味のバランスもいいと思う」と話す。
清宮さんがこのお店を開いたのは2013年。その2年前から江戸川区一之江で、春巻きだけではなく空揚げやサラダなど総菜を扱う「おかず屋いっぴん」という移動販売車を展開していたが、特に売り上げが伸びていた春巻きだけで勝負しようと考え、開業にこぎ着けたという。
この春巻きには昔から思い入れがあったそうで、「子どものころからの家庭の味で、自分でもよく作っては、家で開くホームパーティーで必ず出していた一品だった。食べた友達からは『自分で作るのには手間がかかるけど大好きな料理の一つ』と好評だった。でも、外ではほとんど売っていない。であるならば、そうした専門店があってもいいのではと考えた」。
清宮さんいわく「『日本初』にして今のところ『日本唯一』の春巻き専門店」という同店。3年目の抱負を聞くと、「東京はるまきで買うとうれしい、喜ばれ、幸せになれる。そんな満たされる店にしたい」。さらには「まだまだ新しいジャンルのこのお店を他の場所でも知ってもらいたい。将来自分のお店を持ちたい男性を募集しています!」と夢を熱く語ってくれた。
また、通常売り出している生春巻きに加え、売り上げが上がる夏に向けて新商品も検討中。「去年出していた『焼肉とブラックペッパーの生春巻き』をまた作るかもしれない。楽しみにしていてください」
商品は電話での事前予約も可。ホームページで通信販売も受け付ける(生の「東京はるまき」10本セットもしくは20本セットのみ)。
営業時間は11時~21時。「最近は売り切れが早いのでご注意ください」とも。日曜定休。