西水元水辺の公園(葛飾区西水元2)で10月11日、「さんままつり」が行われた。
同イベントの開催は今回が初めて。「被災地の食材を食べて支援に役立てよう」と、西水元飯塚新町町会を中心に組織する「さんままつり実行委員会」が企画した。イベント開催前日、10月10日に宮城県南三陸町の漁港で水揚げされたサンマが無料で振る舞われた。
会場では10時、手製のドラム缶焼き台に炭をセットし、魚を焼き始めるとすぐに長蛇の列ができた。用意したサンマ1000匹は終了予定の15時を前に完食。会場のあちらこちらで、サンマを味わった小さな子どもたちから「おいしい」との声が上がっていた。
実行委員長の清水一郎さんは「今朝はあいにくの天気だったが、雨が上がって何より。みんながおいしいといって食べてくれて本当にうれしい。サンマは今回のイベントのために特別に漁に出てくれた船が提供してくれた物。今日はたくさんの方に集まってもらって良かった」と話す。
参加者たちは「また来年もぜひこのイベントをやってほしい」と声をそろえていた。