葛飾区のハウスメーカー「セイズ」(東京都葛飾区立石6)の「zero-e(ゼロ・イー)」が3月1日、2年連続となる「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー」の優秀賞を受賞した。
日本地域開発センターが省エネルギー性能の優れた住宅を表彰し、省エネルギーによる環境負荷削減の推進と快適な住まいの実現を目指す同賞。受賞した「ゼロ・イー」は「energy(エネルギー)」「zero(ゼロ)」の思いを込めて立ち上げた住宅ブランド。
社長の及川達也さんは2年連続受賞について、「手柄は全部社員たちのおかげ、特に佐々木は頑張った」と設計部・佐々木一真さんの肩をたたく。「1年目より2年目は、自社基準を高めた事が認められ受賞につながった」と話し、自身が手掛ける住宅設計では「建ってしまってからだと見えない所を気にしながら設計している。太陽の向きによる日射の検討、建材だけでなく自然のエネルギーをいかに取り入れるかという、パッシブデザインの部分も重要視している」と話す。
「家は一生の買い物。今から家を買う人は、家を買う前に住まいの事を知ってから買ってほしい」と及川さん。「一生のうちの1時間を使って勉強するだけで、とても良い家が建てられるようになる。どこで勉強したらいいのか分からない人は、気軽に相談に来てほしい」と呼び掛ける。
及川さんは「葛飾は特に自身を社会人として育ててくれた街で、住宅から全てつながった。受け入れてくれる地域の人たちともドンドン交流をしていく。住宅についての勉強会(セミナー)も定期的に行っているので、葛飾が23区で一番、住みやすい家が多い地域になるように協力する」とも。「地元サッカーチーム・南葛SCも可能な限り試合に行くし、全力で応援する」と地元葛飾へエールを送る。