新潟県の伊藤勝美五泉市長が3月22日、葛飾区を表敬訪問した。
きっかけは昨年11月、葛飾区の河川の水質向上活動を行う市民団体「川をきれいにする会」が製作した川底探査カメラ「葛飾っ子1号」を使って、同会が五泉市・能代川でサケの遡上(そじょう)や産卵の様子を撮影し、近隣の児童へ環境教育を行ったことから。
訪問を受け、青木克徳葛飾区長は「葛飾の水もきれいになってきている。魚が育つ環境つくりに貢献してほしい。葛飾も川の多い地域。いろいろな場面で連携を取り地域交流を深めたい」と話した。
伊藤市長は両地域の共通点や魅力について、「私たちには当たり前の事でも、他の地域と交流をする事で自分たちの住んでいる地域の魅力が見える。子どもたちの交流にも発展してほしい」と期待を寄せる。
同会の齊藤德好さん会長は「葛飾でも小学校の児童たちにふ化の様子を観察させ、学習に役立てたい」と意気込む。