葛飾区立葛飾小学校(葛飾区青戸1)で8月1日、「キャンドルナイトinかつしか2016」が行われた。主催はキャンドルナイト実行委員会。
自然環境を再認識し、CO2を削減する取り組みとしてハウスメーカー「セイズ」(葛飾区立石6)が2014年に始めた同企画。「地域の方に環境への取り組みを広く知ってもらいたい」という同社の意向のもと、実行委員会を設立し、葛飾区が協力して同校での開催が実現した。
当日は、約80人の参加者と30人のスタッフが同校に集まった。体育館を使い、竹と和紙を使った灯篭(とうろう)作りワークショップ、環境に関する○×クイズ大会のほか、校庭全面を使って、キャンドルの灯でKATSUSHIKAの文字を掲げた。
同実行委員会長の及川達也さんは「この企画は特に小学校でやりたかった」と話す。使うキャンドルは同校の協力で給食の廃油を再利用したもの。「この企画に参加してくれた方々が、日本のエネルギー事情を考え、それぞれが環境を考えた生活を送ってほしい」と及川さん。
日没とともに校庭で点灯したキャンドルの光に、参加者から「きれい」との声が上がる中、浅井正秀校長は「想像以上にきれいだった。ローソクの炎は風情があっていい。子どもたちの一生懸命な姿も見られてうれしい1日だった、来年も協力したい」と笑顔を見せる。