金町小学校(葛飾区金町3)が、環境教育で顕著な活動を行っている団体を表彰する「第15回コカ・コーラ環境教育賞」で最高賞を受賞した。
今回の受賞は、同校が2004年12月から作り始めた「風力・太陽光発電を利用した循環型江戸川ビオトープ」や、温暖化防止に向けた植樹、周辺地域と連動した第2校庭の芝生の維持などの運動が認められたもの。昨年の主催者賞に続き、今年は最高賞が授与された。
同校では今年6月から、第2校庭に芝生を敷き詰め育成と維持を行っている。休み時間になるとはだしで児童が走り回る校庭は、各学年が清掃の時間に雑草を抜いたり水をまいたりしている。
芝生の管理には児童だけでなく近隣の住民やPTA役員・学校教職員も参加。芝刈りや芝生の管理など地域と提携した活動を行っている。
同校の土屋校長は「ビオトープや芝生の管理を通して、児童に環境問題と地域の生態についての学習を目的に活動を行っている。児童が学ぶことによって普段の生活からエコ意識を芽生え、実生活に生かしてほしいと思っている。今後もさまざまな体験・学習を通じて同校行からエコを発信していければ」と今後の活動目標を話す。