柴又駅前にある昭和レトロ喫茶セピア(葛飾区柴又7、TEL 03-6657-8620)の2階で5月21日・22日、写真展「柴又セピア」が行われた。
同展は、主に舞台写真やアーティストの写真を手掛けるフォトグラファーの伊藤竜太さん、厚子さん夫婦が、伊藤竜太写真事務所設立の記念として、柴又の街を歩いて撮ったストリートフォトや、昭和レトロ喫茶セピア店内で撮った昭和雑貨などの写真を展示。写真をあしらったオリジナルポストカードも販売した。
会場となった同店について竜太さんは「柴又に引っ越す少し前に、街を散歩する中で、変わったお店があるなと思った。怖いコレクターのおじさんが店主だったら嫌だったが、優しい店主の方で良かった」と話す。厚子さんは「クリームソーダとスパゲティにやられました」とも。
会場となった同所2階は2部屋あり、それぞれ竜太の部屋、厚子の部屋と名付け、竜太の部屋では、店名のセピアにちなんだ、セピア色の柴又の風景を切り取った写真を展示。厚子の部屋では、自身で撮影した写真をレタッチした写真展示以外に、過去に販売していた希少なCDの販売なども行った。
2日間の来場者数は100人弱。柴又近隣の住民以外にも、亀有や新柴又から足を運ぶ来場者も。「偶然、同所へ休憩に入った方が展示を見てくれたのもうれしい」と厚子さんは話す。
「まずは柴又に根を張る。その上で、羽田や成田の空港も近いので、そこから世界へ羽ばたきたい」と竜太さんは笑顔を見せる。