「漫画家平松伸二×下町ものつくりマニア 撥水・軽量・耐衝撃の多機能ショルダー『OUTSIDER BAG』(外道バッグ)」が8月22日から、クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING by T-SITE」で支援者を募る。
同バッグは、葛飾柴又に中心に東東京エリアの町工場やデザイナー、職人が、普段関わる事のない異業種と協働を行い、新たな価値の創造を目指すプロジェクトチーム「EAST TOKYO MADE project」が、柴又在住の外道漫画家「平松伸二」の漫画作品「ブラック・エンジェルズ」のキャラクターを投影して制作するもの。
同企画は、双方とつながりを持つ、じも研(葛飾区亀有5)の尾上由也さんの「平松さんの漫画作品を通じて下町の工場の技術を知ってもらえれば面白いのでは」という一言からスタート。
バッグの仕様を固めるにあたり、同じ形で、ブラック・エンジェルズの主要キャラクターである「雪藤洋士」と「松田鏡二」の特性をバッグに反映させる事で2種類のバッグを作る事にした。技巧派の雪藤を反映したバッグは多機能だが、逆に「いンだよ細けぇことは!!」という松田版のバッグでは細かい物を入れる機能は「無視」して、とにかく「頑丈なバッグ」というコンセプトとなった。
企画に二つ返事で快諾した平松さんは、バッグのイメージイラストを描くに当たり、自身の新作読み切りで実際に使われたカットに修正を加えたものと、バックを背負った背中にミサイルが直撃しても「バックのおかげで平然としている松田」というイラストを提供し、「OUTSIDER BAG頼むぜ」とコメントを寄せる。
EAST TOKYO MADE project副代表の高城貴幸さんは「プロジェクトの核となる平松さんは、漫画の通り怖い方かなと思っていたが優しく気さくな方だった」と話す。
高城さんは「プロジェクトに参加する町工場の仲間は協力してアイデアを出し合うパートナーで、しっかりとした物をあげてくれる職人ばかり。バッグにはシンプルな見た目から想像できない機能性と、使いやすさを重視した動線・ものつくりを意識している。内部に隠れてしまうが、補強策など日本の工場らしい気遣いを知ってほしい」と笑顔を見せる。
クラウドファンディングの募集は10月15日24時まで。