京成電鉄(墨田区)は、同社運輸部電車区(葛飾区高砂5)の屋上に3月26日からソーラーパネルを設置し、効果を上げている。
同社は環境への取り組みの一環として、耐震性に優れ、南向きのスペースを確保できる場所として同社の電車区の施設屋上に太陽電池モジュール84枚(約109平方メートル)を設置し、稼働を開始した。同施設は最大15キロワットの発電容量があり、発電された電気は電車区施設内で使用されている照明とOA機器などで使用される。
稼働から約1カ月経過した現在の効果について、「おおむね良好で、予想していた稼働を行っている」と同社広報担当の玉手さん。太陽光発電により年間5.3トンの二酸化炭素排出を削減できるという。
今回の取り組みについては、「コスト削減というよりも、環境問題に対する取り組みの一環。今まで車両の軽量化や資源の再利用、そしてビオトープや屋上緑化の運動を進めてきた。今回の太陽光発電は初の試みで、この効果を持続して出していき今後につなげていきたい」とも。