「ラーメン三浦家」が8月8日、商業施設「ベルトーレ金町」(葛飾区金町6)1階にオープンした。
店主の三浦慶太さんは葛飾区金町出身。18歳で飲食の道に進み、家系ラーメン「らーめん武蔵家」で修業し、新中野の本店で武蔵家総大将を任された。現在、のれん分けは約90店あり、「武道家」(新宿区馬場下町)や「麺家あくた川」(京都市上京区)、「渡来武」(目黒区自由が丘)などの有名店を輩出している。
店内はカウンター11席。メニューは「ラーメン」(650円)、「上ラーメン」(850円)、「特上ラーメン」(1,000円)、「チャーシューメン」(850円)のほか、家族連れでの来店も歓迎していることから、子ども向けラーメンの提供も行っている。
豚骨鶏ガラスープをベースに、2種類の特製しょうゆと香りが立つ生じょうゆを直前にブレンドするのが特徴で、スープを入れた瞬間に生じょうゆの香りが広がるという。チャーシューは食感を大事にするため、中心温度を測りながら煮込んだ後、薫製機で周りをスモークして香りを付けている。
三浦さんは「地元金町でいつか出店したいと思っていた。『三浦』は義父の名字。義父は金町で神輿(みこし)の会長をしていて、金町で店を出すなら義父の名前を付けたいと思っていた。若いころはたくさん迷惑をかけたので、店に行列ができていたら息子の店だと自慢してほしい」と話す。
今後について、「いい場所があれば来年、葛飾周辺にもう1店舗出したい。家系は作り手によって全く味が変わるのが面白い部分。家系の歴史は古いが、作り方を変えて新たな家系ジャンルを開拓し、進化していきたい」と意欲を見せる。
営業時間は11時~20時。