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現役競輪選手が葛飾で区民とゴミ拾い活動 子どもたちの将来のために

立石でゴミ拾いの説明をする鈴木竜士さん(中央)と参加者の皆さん

立石でゴミ拾いの説明をする鈴木竜士さん(中央)と参加者の皆さん

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 現役プロ競輪選手の鈴木竜士さんが4月16日、京成立石駅から四つ木公園(葛飾区四つ木1)までの間を区民と一緒に歩きながらゴミ拾い活動を行った。

鈴木竜士さんと一緒にゴミ拾いを行う子どもたち

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 鈴木さんは2015(平成27)年、107期生として競輪選手デビュー。2017(平成29)年にはヤンググランプリで優勝し新人王を獲得した実績のある選手。友人の紹介で知り合った音楽プロデューサーの涌井啓一さんと昨年10月から都内各地でゴミ拾い活動を行っており、今回涌井さんは不参加だったが、SNSでの呼びかけで子どもたちを含め12人の参加者が集まった。

 鈴木さんは、幼少期に体験・経験することが大人になったときの性格に大きく関係してくると考え、「大人たちが子どもたちの性格形成を手助けするような活動を行っていきたい」との思いから、その一環でゴミ拾い活動を続けているという。

 「ゴミ拾いをして終わりではなく、ゴミがその後どうなるか、ごみ問題や再利用の知識など、ゴミ一つだけでも教えられることが多くある」と話す鈴木さんは「これからも地域の皆さんとコミュニケーションを取りながら活動を続けていきたい」と話す。

 今回のゴミ拾い活動について、参加者の一人は「都心部に比べると圧倒的にゴミの量は少なかったが、たばこの吸い殻はたくさんあった。約1時間の活動だったが、とても有意義な時間だった」と話していた。ゴミ拾い終了後、意見交換を交えてゴミ拾いの感想などを話し、互いに交流を深めた。

 鈴木さんは「今後はエリアを葛飾に絞って活動していきたい。都内さまざまな場所で活動を行ってきたが、葛飾は大人も子どもも声援をくれたり、お礼を言ってくれたり、地域の人の人情を感じる。活動の幅を広げるため一般社団法人『育縁』を設立したので、より一層頑張っていきたい」と意気込む。

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