葛飾区在住のママ作家らが6月24日・25日、ハンドメード作品の販売とワークショップのイベント「ハンドメイドマルシェ@立石」をセイズ(葛飾区立石7)のモデルハウスで開催する。
同イベントは、ハンドメードの活動を行っている同年代の子どもを持つママたちが集まり、10年以上前に小さな販売会を開いたところからスタート。主催の片山緩子さんは「形やメンバーは少しずつ変わってきた。それでも好きなことを続けている仲間たちと一緒に活動できることはとても楽しい」と話す。
今回並ぶハンドメード作品は、子ども向け大人向けの布小物や編み小物、繊細な糸で編まれたタティングレースのアクセサリー、多肉植物の寄せ植えなどバラエティーに富む。大人も子どもも参加できるワークショップも行う。東京都ヘブンアーティストの「おっとちゃん」が行う、親子で参加できるバルーンワークショップでは犬や花を作ることができる。イラストレーターの渡辺絵美さんはマスキングテープを使ったワークショップを行うほか、麦わらを使ったインテリアやアロマクラフトのワークショップなども行う。
モデルハウスを無料で貸し出すセイズは、住宅の設計・建築・販売まで展開している地元企業。担当の志賀奈保子さんは「葛飾を中心に地域密着で20年以上事業を行ってきて、さまざまなかたちで地域貢献活動をしている。その一環として、お客さまが来場しないときは使われていないモデルハウスの無料貸し出しを考えた。今後も多くの地元の人に使ってもらい、葛飾が盛り上がればうれしい。貸し出しについて気軽に連絡をもらえれば」と呼びかける。
初期メンバーでもあるママ作家の一人、大原友紀子さんは「コロナ禍で作品作りから遠ざかってしまう時期もあったが、イベント再開の準備を進めて思ったことは、私にとって『ハンドメードは自分の心に安定をもたらすもの』と改めて感じた。私たちが地元でイベント開催してきた10年以上の歴史の中で、ステップアップを後押ししてくれたセイズさんが新築同様のモデルハウスを無料で提供いただき気合が入る」と意気込む。
開催時間は11時~16時。