葛飾柴又寅さん記念館(葛飾区柴又6)で7月28日、開館25周年企画が始まった。
映画「男はつらいよ」の舞台である柴又に1997(平成9)年に完成した同館。館内は映画の舞台となった昭和期の柴又が再現され、主人公・車寅次郎が映画で着用した衣装や、松竹大船撮影所(神奈川県鎌倉市)から移設された「くるまや」「朝日印刷所」のセットなどが展示されている。2020年10月には延べ来館者500万人を記録するなど、葛飾区内でも人気の観光施設となっている。
同館は今年11月に開館25周年を迎えるに当たり、映画25作目「男はつらいよ 寅次郎ハイビスの花」にちなんだ企画を実施。同作のポスターをリサイズしたポスターカードを入館者限定で先着8000人に進呈するほか、併設するカフェ「TORAsan cafe」では沖縄をイメージした「社長さんのタコライス」(1,100円)、「フルーツスムージー」(パイン・マンゴー・レモン各550円)、「黒糖ゼリー」(660円)なども提供する。
8月27日には中庭で、「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」の無料上映会を開く予定。先着50人に整理券を配る。
企画を担当する同館の和田裕子さんは「期間中、かつしか観光大使『寅チッチ』のグリーティングイベントや、寅チッチなどのキャラクターをモチーフにしたガチャガチャの設置も行う。寅さんを知っている人はもちろん、小さな子どもたちにも来館してほしい」と呼びかける。
入館料は、大人=500円、シニア=400円、小中学生=300円。9月11日まで。