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金町「フェパ カフェ&パティスリー」が3周年 コロナ禍も夫婦二人三脚で乗り切る

店主の中山和博さん

店主の中山和博さん

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 葛飾・金町の「フェパ カフェ&パティスリー」(葛飾区金町5)が8月23日で3周年を迎えた。

葛飾をイメージした「葛飾クッキー缶」

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 ケーキや焼き菓子、ガレットなどから、ソフトドリンクやクラフトビール、ワインなどのドリンクまでを提供する同カフェ。店主の中山和博さんは都内のホテルに勤務していたころ、近くに子どもと一緒に飲食できる店がなく、「ベビーカーでも入店でき、子どもからお年寄りまで楽しめる飲食店を作りたい」という思いから同店を開いた。店内はベビーカーや車いすも通れる広々とした設計となっており、カウンターやテーブルなど24席をそろえる。

 ショーケースには、定番ケーキから季節のケーキまで10~15種類を用意。中でも、中山さんの出身地でもある茨城県笠間市の栗を使った「モンブラン」(745円)が一番人気だという。今の時期のお薦めは、9月末ごろまで販売する、タイムを使った「ブルーベリーとレモンのケーキ」(518円)。

 葛飾をイメージした「葛飾クッキー缶」(2,808円)は、葛飾産の小松菜を使った「四つ葉サブレ」や葛飾に生息しているカワセミをかたどった「オレンジサブレ」、葛飾のハナショウブをイメージした「カシスメレンゲ」など7種の焼き菓子が入っており、電話で予約を受け付けている。

 オープンからの3年間はコロナ禍ということもあり「落ち込む時期もあった」と中山さんは振り返る。店内の家具や食器選び、チラシのデザインなどは中山さんの妻が担い、夫婦二人三脚で辛い時期も乗り切ってきたという。妻のアイデアで、見た目にも美しい「ドレスケーキ」や「SNSで人気」という「センイルケーキ」など、「祝いの場がより華やぐような商品」もそろえる。

 現在、オンライン販売は休止しているが、中山さんは「冬になればボンボンショコラやクッキー缶などの販売を始めたい。一年一年を大切に同じものを作りながら、新しいものにも挑戦していきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~19時。月曜・火曜定休。

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