葛飾・亀有の防災コミュニティースペース「えまいま」(葛飾区亀有3)で10月30日、「フィンガーアート体験」ワークショップが行われた。
フィンガーアートは、指で直接絵の具に触れて絵を描く表現技法。ワークショップは8月、3歳~小学生を対象に初めて行い好評だったため、2回目の開催が決まった。
元々知り合いだったフィンガーアート作家のあすかさん、演技や表現指導を行っている日ヶ久保香さん、ギャラリーを主宰する中田園子さんの3人が集まり、アートや表現といった共通点を生かして子どもたちの個性を引き出すことができないかと考え、ワークショップを企画したという。
大きな模造紙に子どもたち全員で絵を描く作品と、小さなキャンバスに自分で絵を描く作品の2点を制作。子どもたちが楽しそうに両手を使って自由にペイントする姿が見られた。絵の具は体に安全で水洗いで落ちるものを使っている。
ワークショップで講師を務めるあすかさんは「絵の具に直接触れることで色が混ざったり、重なったり、立体感を感じて体感することできる。うまい下手にかかわらず自由に表現できるので、小さな子どもでも自己表現することができ、自主性・想像力・創造性の向上が期待できる」と話す。
参加した小学4年の児童は「直接手で絵の具を触って絵を描くのは初めてで楽しかった。またみんなで一緒に作品を作りたい」と感想を話していた。
今後について、日ヶ久保さんは「これからも亀有でこのワークショップを続けていくので、ぜひ実際に体験してほしい。次回は練馬で大人を対象としたフィンガーアート体験を企画している」と言い、中田さんは「私も子育てしている立場なので親身になって指導したい。親子で参加できるアートイベントなどもやっていきたい」と意気込む。