小菅西公園(葛飾区小菅1)にある花時計が昨年12月、今年の干支(えと)「卯(う)」のデザインに模様替えした。
同園の花時計は1983(昭和58)年の開園当初から設置されており、直径は約5メートル。年4回(3月、6月、9月、12月)、花を植え替え、季節を感じられるデザインに変更している。
今回はミニ葉ボタン(赤)192株、ミニ葉ボタン(白)528株の計720株を使い、正面からウサギの顔と、左下に「2023」という数字を描いたデザインとした。このデザインは3月末まで楽しめる。
植え替えを担当する葛飾区公園課の桐生健三さんは「今回の模様のウサギは、とてもかわいらしくでき上がった。子どもたちにも喜んでもらえると思うので、ぜひ見に来てほしい」と呼びかける。
同園は荒川沿いにあり、小菅水再生センターの屋上を利用して造られた区立公園。約2万2000平方メートルの広大な敷地には桜や紅梅などが植栽されている。複合遊具やアスレチック遊具、フットサルコートなどがあり、展望台からは荒川や東京スカイツリーを望める。
家族で訪れた30代女性は「毎回、きちんとデザインされていてとても楽しい。季節を感じながら時計を見ることができるのも魅力」と話す。