葛飾区内で活動する川柳愛好家グループ「葛飾川柳 葛(くず)の会」が12月、柴又帝釈天参道の川魚料理店「川千家(かわちや)」(葛飾区柴又7)で今年の干支(えと)「卯(う)」にちなんだ川柳の展示を始めた。
同会は 2009(平成21)年に活動を始め、今年で14年目。会員は現在約20人で、月 1 回、テーマに沿った川柳を会員が創作し、選者が優秀作品を選ぶ「選定会」を開いている。
今回は各会員が2、3句を詠み、その中から優秀作品として選ばれた「ラビットの 耳が教える 聞く力」「散歩道 月のうさぎを 友にする」など 計18句を展示した。
「寅さんは 宿で飲みすぎ ウサギの眼」という句を詠んだ井上清さんは「柴又に来た際に、ぜひ川柳を見て、新たな気持ちで新年を迎えてほしい」と呼びかける。
川柳の展示を見に来ていた60代男性は「楽しい作品や見事な作品がたくさんあった。ウサギのように今年を飛躍の年にしたい」と話していた。
展示は1月末まで。