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堀切「きちブルーイング」が葛飾初のビール醸造所に ビアバー開設から9カ月

店主の羽鳥亮介さん(店内の醸造所にて)

店主の羽鳥亮介さん(店内の醸造所にて)

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 葛飾・堀切ラッキー通り商店街のビアバー「きちブルーイング」(葛飾区堀切2)が1月7日、店内で醸造したクラフトビールを初めて客に提供した。葛飾区で初のクラフトビール醸造所となる。

葛飾初のクラフトビールを手にする店主の羽鳥さん

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 同店は、昨年4月にビアバーとしてオープンして以来、店内に醸造所を開設する準備を進めていた。当初は昨年夏にも醸造所を開設する予定だったが、「設備の組み立てや税務署の認可取得に予想以上の時間がかかった」と、店主の羽鳥亮介さんは振り返る。昨年11月には設備の組み立てや手続きが終わり、醸造所を開設。12月に仕込みを始めた。羽鳥さんによれば、ビールができるまでには2週間ほどかかるという。

 葛飾区で初めて醸造されたビールは、同店の店名から取った「き」(レギュラーサイズ550円)と「ち」(同600円)の2種類。「き」はブリティッシュスタイルでモルトの味わいが感じられる苦味のあるテイスト。「ち」はホップのフルーティーな香りが特徴だという。羽鳥さんは「どちらも初めてクラフトビールを飲む方でも飲みやすいが、『き』はビールらしいビール、『ち』は女性にもお薦め」と話す。

 開栓から3週間たったが、「葛飾区初のクラフトビールを心待ちにしていた」という常連客をはじめ、SNSなどを見て来店する人が後を絶たず、それぞれ1日1たる(=20リットル)ペースで提供しているという。

 羽鳥さんは2月に向け、既に新たなビールを仕込んでいる。初回の醸造では、温度表示などがうまくいかないトラブルがあったというが、「既に改善済み。今後は月に3種類ほど新たなビールを造っていく予定。店内醸造のビールは価格も抑えられる。これから、どんどん自分が出したい味を出していけるはず。将来的には缶ビールにして全国で葛飾区のクラフトビールを楽しんでもらいたい」と意気込む。

 営業時間は16時~22時(土曜・日曜・祝日は12時~)。月曜・火曜定休。

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