ジェイアール東日本都市開発(渋谷区)は2月27日、JR常磐線の亀有~綾瀬駅間の亀有寄り高架下空間の開発計画地について、施設名称を「ぽちかめ」とすると発表した。
亀有寄り高架下空間を約800メートルにわたり順次開発し、新たな店舗や広場、南北へ行き来できる動線を設ける計画。亀有駅周辺から住宅地へと続くエリアを開発することで、駅間に新たなにぎわいを生み出す。
「ぽちかめ」の名称は、「さんぽみち」と「かめあり」の2つの言葉をかけ合わせてもので、計画地が亀有の住民にとって単なる通過動線ではなく、楽しい散歩道になることを目指す意味を込めたという。
計画のコンセプトは「ポケレス×パスのある街」。「ポケット(pocket)」と「休憩(rest)」をかけ合わせた「ポケレス」という造語を用いる。「ポケレス」は「小さなたまり場」、「パス」は地域住民のための新たな「抜け道」を指す。
3月1日、「ぽちかめ」内にディスカウントストア「Olympic亀有店」(葛飾区亀有4)がオープン。同店の隣接地には同計画で初めて「ポケレス」も併設し、買い物だけでなく、「ポケレス」を活用した「集い、くつろぎ、楽しみ」の場所作りも進めていくという。
同社開発事業本部の北田和美さんは「ぽちかめ周辺に住んでいる皆さんの日常がより豊かになるよう、高架下の開発計画を進めていく。新たな地域コミュニティー形成の場としてポケレスを活用するが、ポケレスで『こんなことやってみたい』という思いのある方は、ぜひ問い合わせてほしい」と呼びかける。