葛飾・堀切の商店街周辺で3月5日、「堀切フェスタ2023」のステージイベントやスタンプラリーなどが行われ、約2500人の人出でにぎわった。
今年で9回目となる同フェスタ。主な内容は、通常より20%引きで買い物や飲食ができるチケット「プレチケ」の販売やスタンプラリー、4年ぶりとなる屋外でのステージイベントなど。堀切のキャラクター「ほりきりん」のダンスコーナーや撮影会も当日追加され、昨年はコロナ禍で中止となったコスプレイベント「acosta!」も同時開催された。
オープニングセレモニーで堀切自治町会連合会の岡田明夫会長は「商店街と自治町会で一緒に堀切のまちを盛り上げようとさまざまなイベントを行っている。住んで良かったと思われる町にするには町民のために何をすればいいか、これから先も考えたい」とあいさつした。
4年ぶりとなる屋外でのステージイベントでは、キッズダンス(エンジョイAYANOダンススクール、KDS葛飾学園ダンススクール)や阿波踊り(堀切あやめ連)、日本舞踊(西崎流みどり会)など、地元で活動する団体を中心にした4つのグループが日頃の成果を発揮した。
結成23年目の「堀切あやめ連」は、4歳~70歳代の総勢25人が踊り手や鳴り物担当として参加。高張(たかはり)ちょうちんを持った連員が先頭を歩きながら進む流し踊り、男踊りや女踊りなどの組踊りとともに「ヤットサー」のかけ声が会場に響き渡り、最後は「ほりきりん」と観客を巻き込んでにぎわった。
同団体で5年以上活動しているという女性は「コロナ禍の大変な中でも開催してくれたイベント運営の方々に礼を言いたい」と感謝の思いを語った。「6歳の息子も踊りたいと言ったので一緒に活動している」と話す女性連員など、家族や夫婦で活動している人も多く、中には親子3代で阿波踊りを楽しむ連員もいるという。
イベント責任者でもある堀切中央商店街振興組合の秋元成夫理事長は「久しぶりに通常開催できて、たくさんの人が集まってくれた。今回はファミリー層を中心に若い人を意識して企画したが、年間を通じて、高齢者などそれぞれの世代に合わせたイベントを行っていきたい」と話す。