「第87回葛飾会議」が3月28日、高砂北集い交流館（葛飾区高砂5）で行われた。

多胎児サークル「デュエット」代表の西門真紀子さん

　葛飾会議は葛飾を愛する有志メンバーにより構成された地域活性プロジェクトで、「すんでるまちを、せまくする。」をテーマに毎月1回、地域で活動する人と人をつなげるためのセミナーやワークショップ、討論会などを開いている。

　今回のテーマは「多胎児」。葛飾を拠点に活動する多胎児サークル「デュエット」代表の西門真紀子さんが、多胎児についての現状を知ってもらうため、団体の活動内容や多胎児育児の実態、子育てにおける助成金などの支援について説明した。

　自身も双子の母親だという西門さんは「双子の場合は購入する洋服も常に2セットなので、双子の家族同士の衣類や絵本の交換会などを行っている。母親は双子の子どもを連れて、子どもと一緒に写真を撮ることが難しいため、サークルのイベントではカメラマンも参加し記念撮影している」と話す。

　葛飾会議のメンバーで、今回のコーディネーターを務めた菊池和貴さんは「私自身も双子なので興味深い活動だった。多胎児は望んで産まれるものでもなく、計画もできない。いつ私自身や知り合いに多胎児の家庭ができるか分からないので、多胎児のことを知るいい機会だった」と振り返る。