葛飾・水元で自動車部品を製造・販売するカインズ(葛飾区水元1)が3月31日、ごみ拾いイベント「第1回KIZUKU」を開いた。
同イベントは、7年前から同社の社内行事として行っている地域の清掃活動を、地域住民と一緒にできないかという思いから、清掃業を営む光永ビルサービス(青戸6)社長の大塚耕一さんと協働で「子どもたちへの教育活動の場」としてバージョンアップしたもの。
当日は、水元エリアの小学2年から5年の児童8人と同社職員6人が参加し、大塚さんが「お掃除セミナー~なぜキレイが必要なのか~」を開催。「京都の法隆寺がなぜ1400年もの間、きれいなままなのか」「フランス・パリのごみ問題」などを紹介しながら15分間の授業を行った。
その後グループに分かれておよそ1時間、水元スポーツセンター公園内でごみ拾いを行い、参加した児童たちは「宝探しみたいで楽しかった」と話しながら、袋7つを満杯にして「ゴミモンスター」を完成させた。
イベント責任者の高橋憲一さんは「子どもたちがこんなに楽しそうにごみ拾いをやってくれるとは思わなかった。今後も春休みを利用して継続し、区内の企業にもリレー形式で広げていけたら」と手応えを話す。
イベントを監修した大塚さんは「どこにごみが落ちているか、子どもたちにとってはゲームよりも楽しいエンターテインメントでもある。気付く力や皆と協力して進めていく学びの機会としても、今後も掃除の重要性と楽しさを伝えていきたい」と抱負を語る。
参加した児童たちには、同社近くの軽食店「さんみ」(東水元1)で使える買い物券(500円分)を進呈した。