雑貨店「cover(カバー)」(葛飾区柴又4)が3月25日、葛飾・柴又にオープンした。
まな板などの手作りの木工製品をはじめ、ハンドメード作家が手がける布製品や食器、アクセサリーなどを販売する同店。店名の「cover」は「包む」の意味で、以前、店主の齋藤佳子さんがカバーをよく作っていたことから名付けた。
もともと雑貨の卸会社に勤めていた齋藤さんが2011(平成23)年、埼玉県桶川市に雑貨店をオープン。今回、齋藤さんが実家に戻るのを機に、実家から近い柴又に移転した。現在は齋藤さん夫婦が土曜・日曜限定で店を開いている。
当初はメーカー品などを取り扱っていたが、「他にはない手作りのものが欲しい」という要望に応え、ハンドメード作家の雑貨やSNSなどから探した手作りの小物を取り扱うようになったという。
木工製品は齋藤さんの夫が製作し、オーダーも可能。店内奥は作業を行う木工所になっており、店内には木の匂いが漂う。人気商品はフライパンの縁に沿うように作られた木ベラ(800円)。木工製品は木目や手触りなどが一点ずつ異なり、「直接手に取ってほしい」という思いからオンライン販売は行っていない。
齋藤さんは「人と話すことが好きなので、気軽にフラッと立ち寄ってもらい、お客さまとの交流を大切にしながら、今後は人が集まるワークショップなど、手作りに関連することを広げていけたら」と意気込む。
営業日時は土曜・日曜の12時30分~17時。