葛飾・亀有のコッペパン専門店「吉田パン」(葛飾区亀有3)が4月26日で10周年を迎えた。
コッペパンの老舗「福田パン」(岩手県盛岡市)で修業した店主の吉田知史さんが2013(平成25)年、同店をオープン。当時、「盛岡のソウルフードが葛飾に上陸」と話題になり、その後もルミネ北千住(足立区)、アリオ亀有(亀有3)など販売拠点を増やしてきた。
吉田さんは「10周年に浸る余裕もないくらい、とにかく毎日、目の前のお客さまに向かい合ってきた。特に昨年は輸入小麦の規制など原材料の高騰で厳しい時期もあったが、商品の値上げをした際にも、お客さまからは応援する声の方が多かった」と振り返る。
10周年当日は、来店客に定番コッペパンの「あんマーガリン」を進呈し、オープン当時から通い続けている常連客から祝福のメッセージが多く寄せられたという。亀有本店では、夕方になると「10周年ありがとう」の文字がライトアップされた。
今後については、「自分たちは400年続くコッペパン店を目指している。この街に来た皆さんが少しでも幸せになれる、神社のような店をつくっていきたい」と意気込みを見せる。
営業時間は8時~17時。