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葛飾の細田キャベツ発祥「中野甘藍」、歴史を伝えるため「かんらん焼売」披露

青木葛飾区長と関係者の方々

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 葛飾の細田神社(葛飾区細田3)で6月24日、細田発祥のキャベツ「中野甘藍(なかのかんらん)」を使った「かんらん焼売(シューマイ)」の試食会が開かれた。

吉田光一准教授が調理監修を担当した「かんらん焼売」

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 中野甘藍は細田から全国に広まり、日本のキャベツ栽培の基礎を築いたという歴史がある。主催の「中野かんらん保存会」は、これまで中野甘藍の歴史を伝えようと、細田地域の町会や小学校の子どもたちと一緒にキャベツ(甘藍)を使った料理教室を過去4回、開いてきた。

 5回目を迎える今回の料理教室では、キャベツを使ったレシピを家庭にも届けたいという目的で、東京聖栄大学の吉田光一准教授が調理監修を担当した「かんらん焼売」がお披露目された。

 吉田准教授は「聖栄大学は食の学校として、地域のお手伝いができてうれしい。家庭でシューマイを作ると、キャベツを蒸した時に水が出てしまい上手にできなかったという声を聞いていたので、家庭でも調理しやすいようにアドバイスした」と話す。

 当日は、キャベツを使った春巻きやポトフ、コールスローサラダなども提供し、試食会に参加した関係者からは「かんらんの良さが出ていて、とてもおいしい」などの声が聞かれた。

 同会の向江すみえさんは「キャベツは栄養価が高く、調理もしやすい食材。細田発祥の中野甘藍をもっとたくさんの人に知ってもらい、葛飾区民はみんな元気だと言われるようにPRしていきたい」と意気込む。

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