葛飾・亀有の音楽バー「サテンの夜」(葛飾区亀有5)が6月22日で3周年を迎えた。
もともと赤坂の音楽バーで働いていた店主の石井翼さんは以前から独立を考えており、赤坂での経験と音楽好きということから音楽バーを開いた。店名の由来は、イギリスのロックバンド「ムーディーブルース」の曲「Nights in White Satin」の邦題から取ったと言い、ロゴデザインは「レトロ感を出したものにした」と話す。
コロナ禍が始まった2020年にオープンした同店。石井さんは「コロナが広がる前に店の契約を終えていたので、そのまま予定通りオープンした。緊急事態宣言などで店を閉めたり開けたり、時短営業も経験したが、何とかやってきた」と振り返る。
店舗面積は約7坪。店内にはカウンター6席と2人がけテーブル1卓があり、カウンター後方の壁面には、ロックやポップスを中心としたポピュラーミュージックのCDおよそ2600枚を並べる。「9割は洋楽で、店内にあるCDであればリクエストにも応じ曲をかける」と話す。
石井さんはジンが好きということもあり、クラフトジンとアメリカンウイスキーを多くそろえる。季節のフルーツを使ったカクテルもあり、旬のフルーツを使って作る。石井さんは「レギューラーの酒は置かず、必ず毎月1銘柄、新しいものを仕入れるので、さまざまな酒を提供できる」と話す。
石井さんは「とにかくお客さまに楽しんでもらえれば。地域の人に店を気に入ってもらうことが一番。ここならゆっくり楽しく過ごせるという店を目指しているので、気軽に何度でも来店してほしい」と呼びかける。
営業時間は17時~24時。月曜定休。