葛飾・金町出身で競泳女子の成田実生選手が7月9日、金町スイミングクラブ（葛飾区東金町1）で開かれた「世界水泳選手権2023福岡大会」の壮行会に出席した。

成田実生選手と壮行会参加者

　4月に開催された日本選手権200メートルと400メートル個人メドレーで2冠を果たした成田選手。壮行会は、所属の金町スイミングクラブ会員限定で行い、抽選で選ばれた同クラブに通う小学生会員とシニア会員150人が参加した。

　金町小学校、常盤中学校出身で、幼少期から金町で育った成田選手は「いつも応援してくれる地元・葛飾の皆さんに感謝の気持ちを伝えたかった。子どもの頃から水泳一筋で、週6日休まず練習を続けてきた積み重ねが、大きな舞台に立つことができる原動力」と意気込む。

　当日は、成田選手の泳法披露もあり、実際に世界大会で泳ぐ個人メドレーを披露し、参加者からは拍手と歓声が上がった。

　同クラブの平総支配人は「葛飾から世界の舞台で活躍する選手が出てくれたことは私たちにとって誇り。16歳の成田選手には、これからプレッシャーもたくさんかかると思うが、日頃の練習を信じて頑張ってほしい」とエールを送る。

　今月14日に開幕した世界水泳選手権で成田選手は、23日に女子200メートル個人メドレー予選、30日に女子400メートル個人メドレー予選に出場する。壮行会の模様は21日、かつしかFMの番組「葛飾経済新聞ラジオ」でも紹介する。