葛飾・立石のカジュアルイタリアン「だいにんぐひびき」(葛飾区立石3)が7月13日で2周年を迎えた。
店を切り盛りする店主の叶内竜大さんは、勤務していたレストランでの経験を生かし独立。「前職では毎日50人前以上のパスタを作っていたが、お客さまからの反応をもらう機会がなかった。お客さまの顔を見ながら感想を聞ける環境で仕事をしたかった」と言い、友人が所有する店「らーめんだいにんぐひびき」を借り受けて開店した。店名は以前の店名から「らーめん」を取り、そのまま残している。店内は、テーブル8席、カウンター4席、座敷12席。
開店当初はコロナ禍だったため弁当の販売のみで、自宅から出られない人への配達も行っていた。そうした地域とのつながりを大切にする思いが住民へも伝わり、今では多くの常連が店を訪れるという。
葛飾の印象について、叶内さんは「弁当を購入してくれたお客さまが『マスターの力になりたいから』と店まで食べに来てくれる。店が忙しい時には手伝ってくれる人もいて、多くの『ひびき応援団』に支えられている」と感謝する。
人気メニューは「選べるディナーセット」(2,000円)。パスタは、「本場の味を再現した」というカルボナーラが「お薦め」だという。ランチでは、「週替わりパスタ」(900円~)、自家製手ごねハンバーグか鶏もも肉のソテーを選べる「プレートランチ」(900円~)も用意。デザートでは、フワッとした食感を楽しめる「ティラミス」(500円)が人気だという。
今後の目標については、「立石の子どもたちが当店のご飯で大きくなってほしい。値段を気にせずに食事を楽しめるよう、これからも財布に優しい店にしていきたい」と意気込む。
営業時間は、ランチ=11時30分~13時30分、ディナー=17時~21時。日曜・月曜定休。