つけ麺店「つけ麺 一滴」(葛飾区東金町1)が葛飾・金町にオープンして、8月11日で2カ月がたった。
店主の石井宏樹さんは専門学校在学時から「つけ麺 和」(足立区)でアルバイトをしていたが、同店の多店舗展開の話が持ち上がり、「当初は店長として働こうと思っていた」と当時を振り返る。
現在、一緒に店を切り盛りする小・中学校の幼なじみ、熊谷龍男さん、菅原柊野さんから「石井の作るつけ麺はとてもおいしい。独立して挑戦した方がいい」と勧められたことをきっかけに、独立を決意。それぞれ違う仕事をしていた3人だが、「おいしいものを提供し、お客さまを幸せにできることを3人でやっていきたい」という思いが一致し、オープンに至った。
店名は、「お客さまに最初から最後の一滴まで楽しんでもらえるような、おいしいつけ麺を作りたい」という思いから名付けたという。
店内にはカウンター8席を用意。メニューは「特製つけ麺」(1,200円)、「つけ麺」(1,000円)、「辛つけ麺」(1,100円)、「混ぜそば」(900円)。薬味としてニンニクしょうゆとユズコショウを用意しており、麺につけたり、スープに混ぜたりすることで「味変」を楽しむことができる。
石井さんのお薦めは「特製つけ麺」。「魚介豚骨のスープは、裏ごしをすることで、濃厚ながら舌触りよく食べやすくし、麺もスープに合うよう、太くてもちもちしたものを使って、常に氷が張っている蓄氷シンクで締めることで、コシを出している。焼豚は燻製(くんせい)チャーシューでバラ肉と肩ロースの2種類を使っている」と話す。
葛飾・金町について、石井さんは「街全体がラーメン・つけ麺に対して盛り上がり感じる。金町はこだわりの店がたくさんあり、盛り上がっているのがうれしい」と喜ぶ。
今後について、「たくさんのお客さまに来ていただいている。一人でも多くの人に食べてもらい、いずれは店を増やして、さらに多くの人に『一滴』の味を届けていきたい」と意気込む。
営業時間は、11時~14時30分、17時30分~21時。水曜定休。