和食居酒屋「あの風に吹かれて 中はる」(葛飾区堀切4)が葛飾・堀切にオープンして、8月26日で2カ月がたった。
和食中心の創作メニューを提供する同店。店主の中川泰治さんは茨城県出身。高校生のときから地元の飲食店でアルバイトとして働き、大学卒業後、都内の和食料理店で20年修業。その傍らでバンドマンとして音楽活動も10代のころから続けている。
「和食料理店で働き始めた時から音楽をやりつつ店を持つのが夢だった。失敗した時のことは考えず、まずは一歩踏み出そうと一大決心してオープンした。『鮎(あゆ)のやわらか煮』『冷やしおでん』『塩辛ポテサラチーズ焼き』『手作りの塩らっきょう』などがお薦め」と中川さんは話す。座敷席とカウンター席合わせて15席を用意する。
ユニークな店名は、中川さんが昔組んでいたバンド名と、中川さんの名字と名前を合わせて名付けたという。居酒屋経営と音楽活動の二足のわらじについては、「料理をしている時に新しい曲が思い浮かんだり、音楽活動の時に新しいレシピが思い浮かんだりする時があり、両方やることでどちらも好きでいられる。音楽をやっている人は料理が好きという人が多い。何かを創造するという点は似ている」と話す。
オープンから2カ月がたった現在。「常連さんができて、常連さんたちがさらに新しいお客さんを連れてきてくれるようになった。店内で食事を楽しんでくれている様子を見ると、店をオープンして良かったと思う」と中川さん。
今後について、「堀切は人と人とのつながりがある、いい街。これからも地域の人に喜んでもらえる店作りを目指す。そして遠方からも来てくれたらうれしい。つながったお客さんたちと店主催の旅行も行ってみたい」と意気込む。
営業時間は17時~23時。