
居酒屋「高橋園」(葛飾区亀有3)が亀有銀座商店街「ゆうろーど」にオープンして、8月18日で1カ月がたった。
店主の高橋玄起さんは地元・亀有の出身。子どもの頃から料理が好きで、南青山のイタリアンレストランや横浜の紅茶専門店、虎ノ門のすし店などでの修業を経て、今回、独立。高橋さんの祖母と母が70年ほど前から営んできた同名の日本茶専門店の店舗と屋号を引き継ぎ、看板もそのまま残してオープンした。
店内は、カウンター6席と4席ある個室1室を設ける。「居酒屋以上、割烹(かっぽう)未満」をコンセプトに、フレンチやイタリアンの技法を生かした日本料理を提供する。高橋さんの「お薦め」は、炭火でカモ肉とネギを香ばしく焼き上げた「そばがきと炭焼鴨(かも)南蛮」(1,250円)。「締めの一品」として、地元・亀有のお米マイスターが選んだ米を萬古焼の土鍋で炊き上げた「銀鮭(じゃけ)いくら」(2,850円)も人気だという。
ドリンクは、いれたての抹茶の香りとビールの苦みを楽しめる「抹茶ビール」(780円)をはじめ、各種銘茶で作るお茶割りやビール、ウイスキー、サワーなどを取りそろえる。
高橋さんは「生まれ育った亀有の街には感謝しかない。オープンしてからも、日本茶専門店だった頃からのお客さまや、子どもの頃から世話になっている地元の方が訪れてくれている。この店を通じて、少しでも亀有に恩返しできれば」と意気込む。
営業時間は、11時30分~14時30分、17時~23時。月曜定休。