![堀切菖蒲園で撮影された絵はがきの一部。博物館では写真と絵はがきを募集している。](https://images.keizai.biz/katsushika_keizai/headline/1223546518.jpg)
葛飾区郷土と天文の博物館(葛飾区白鳥3)は12月、区花でもある菖蒲(しょうぶ)をテーマにした特別展「花の宴・堀切の夢」を開催する。
天保年間に江戸の新名所として有名になった葛飾は、堀切を中心に多くの菖蒲園があり「江戸最後の新名所」として栄えた。戦時中に菖蒲園は激減し、現在は堀切の菖蒲園を残して閉園してしまった。
同館歴史担当学芸員の橋本さんは「花菖蒲は日本を代表する花の一つで、海外からも評価されている。今回の展覧会でぜひその魅力を知ってほしい」と話す。
同館では現在展示に向けて昭和30年代以前に撮影された写真を一般から募集している。集まった写真を通じて、当時の菖蒲の生態と地域住民の観光について研究を深めるという。
応募方法などの問い合わせは同館(TEL 03-3838-1101 担当 橋本・富澤)まで。