亀有香取神社(葛飾区亀有3)で7月7日、「七夕祭」が行われた。
同神社には6月の下旬から本殿前にササを用意し、参拝客に無料で短冊を配布した。7日のイベント当日までに短冊の数は3,000枚を超え、同神社の唐松範夫宮司は「近年神社の参拝客が増えているため、今年は多くの短冊を用意した。しかし当初の1週間もしないうちに予定数がなくなり、追加で短冊を用意した」と話す。
当日の葛飾地域は小雨交じりの曇り空。天の川は見えなかったもの、19時から祈とうを行い、3000を超えるそれぞれの「願い」を空へと届けた。
短冊に願いを書いていた20代の女性は「女性誌などで『美脚の神様』として紹介されていたのでお守りを購入するために立ち寄った」と話し、短冊にも「きれいな足になりたい」と書いたという。
イベントを執り行なった権禰宜(ごんねぎ)の高居さんは「梅雨時期で雨が多かったため、ササから落ちてしまう短冊もあった。落ちた短冊は社務所ですべて預かり、一緒に祈とうさせてもらった。来年以降はライトアップやササの増量なども検討していきたい。今後もさらに多くの願いが集まり、できるだけかなってくれれば」とも。