金町のカフェ「cafe・hakuta（カフェ・ハクタ）」（葛飾区東金町1、TEL 03-5876-9085）のテークアウト商品の売り上げがが昨年に比べ好調だ。

　2008年11月にオープンした同店。金町駅周辺には珍しい本格的なカフェとして20～30代の男女を中心に多くの利用客がある。オーナーの白田真弓さんは「若い客も多いが、昼や夕方はゆっくりとコーヒーを飲む高齢の夫婦なども幅広い年齢層」と地元金町らしい客層について話す。

　同店は開店当時からレジカウンターに6～7種類の総菜を用意。季節の野菜などに合わせたメニューは店内でもデリプレート（ランチ900円）などで提供するほか、テークアウト用としても販売する。

　白田さんは「オープンして2年になるが、昨年から夕方から買い物帰りの主婦や、夜遅くなって買える会社員などに購入してもらっている。現在ではデリ目当てでリピートしてくれるお客さまもいる。世間では外食の回数が減ったと聞いているが、その分買い物客が増えているのでは」と近ごろの「中食効果」を実感している。

　現在冬の商品として人気なのは「根菜の肉じゃが」（Sサイズ＝250円、Lサイズ＝500円）。レンコンなどの根野菜と肉じゃがをアレンジしたもので、味は八丁みそとバターで仕上げたもの。「普通の肉じゃがでは面白くない。アレンジを加えて自店らしいといわれる商品開発を行いたい」とも。

　今後については、「外食の機会が減っているが、気軽にデリだけでも寄ってくれる工夫はしたい。今後も多くの世代に利用されるカフェであり続けたい」と意欲をみせる。

　営業時間は11時30分～23時。