京成お花茶屋駅前の商店街「プロムナードお花茶屋」(葛飾区お花茶屋1)で3月27日、イベント「プロムナード春の大感謝祭」が行われた。
同商店街の恒例行事で、今年も縁日などを予定していた。しかし3月11日の東日本大震災の影響で商店街内にも自粛ムードがまん延。同イベントも延期による対応も考えていたが、イベント開催を決めた。当日は各商店がはセール販売を行い、普段よりも多くの人で商店街がにぎわった。
そのほか、焼そばや金魚すくいなどの屋台も出店。東日本大震災への募金も呼び掛け、協力者には募金額に関係なく、商店街の婦人部で作った焼そば1,300食を振る舞った。焼そば作りに協力した主婦は「秋の祭りでは毎日1,000人程度を作る。自分たちが作る焼そばで、少なくともここにいる人たちが幸せな気分になってくれれば」と話していた。
同イベントの実行委員で商店街組合理事の高野光秀さんは「イベントは当初からこの日程で決めていたが、震災の影響で開催が危ぶまれていた。しかし、まず地元が元気になって、その元気を送ろうと、セールだけでなく義援金を中心としたイベントに変更した」と話す。「どの商店もとても協力的で、今後もこのようなイベントをつなげていき、大手スーパーにはない魅力で商店街を盛り上げていきたい」