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亀有で地産地消をテーマに「トマトフェア」-13店がオリジナルメニュー

今回葛飾トマトを提供する鈴木哲夫さん

今回葛飾トマトを提供する鈴木哲夫さん

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 亀有の飲食店13店舗が参加し、地元葛飾産のトマトを使ったイベント「亀有食職人(マエストロ)meets哲夫さんのトマト」が7月15日、始まった。

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 今回で3回目となる同イベントでは、「地産地消」をテーマに同区で生産された3種のトマトをメーンに使い、各店がオリジナルメニューを提供する。今回は13店が参加し、同日から一斉にメニューを提供する。

 トマトは東水元で農業を営んでいる鈴木哲夫さんが生産するトマトを中心に取り扱う。今回の企画について、鈴木さんは「以前のトマトの企画を話に聞いていて面白い企画と思った。トマトは天候などに左右されやすく供給も難しいが、地元で取れるトマトは完熟してから出荷する。通常の市場に出回るものと味が異なるので食べてみてほしい」と話す。

 メニューはトマトのフリット(屯)や、トマトムースを使ったスイーツ(nagicafe+)、冷やしトマトを使ったお茶漬け(味彩)など多彩なメニューを展開。「トマトの飯蒸し」(630円)を提供する「花寿し」(亀有3)の佐藤英人さんは「どの店も知恵を絞ってメニューを考案している。料理人として頭をひねるのもこの企画の面白さ」と話す。

 今回から地元商店の活性化や、地産地消をより推し進めるため、「亀有食職人組合」という任意団体を立ち上げた。企画立案者である「日月飯店kamezo」(亀有3)の下田剛さんは「ただ一度だけの企画としてだけでなく、季節の野菜や葛飾の名物を定期的に飲食店の人間から発信していきたい。昨年からスタートした企画だが、回を重ねるごとに協力者・賛同者が増えている。今後も継続する長い企画として、料理人主体とした会を結成し、よりアピールしていきたい」と話す。

 今回の企画について、広告デザインを担当した榎昭裕さんは「近年牛肉や葉物野菜など、食の不安・不信につながるニュースが多い。そうした中、今回の企画では飲食店や生産農家の『顔』を見せることによって、より安心・安全をアピールできるものにしたかった。亀有の飲食店は非常に強い関係性があるのも特徴。それを可視化できるようFacebookやTwitterをサイト内で活用し、よりつながる仕組みを作った。これからも生産者から利用客までが顔でつながるフェアにしていきたい」とも。

 フェアは8月15日までを予定。トマトの出荷により早期終了する場合もある。

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