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柴又「松屋のあめ」がMADコンテスト-優勝者にはあめ10メートル分

伸ばす前の飴(2.5キログラム)を抱える宮崎さん

伸ばす前の飴(2.5キログラム)を抱える宮崎さん

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 柴又で130年続くあめ専門店「松屋のあめ総本店」(葛飾区柴又7、TEL 3657-1739)が8月12日、「松屋のあめ切りMADコンテスト」を始めた。

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 同店は門前仲町で創業した飴屋で130年の歴史を誇る老舗。柴又に移転したのは1934(昭和9)年で、たんきりあめを中心に販売を行っている。4代目から始まった包丁をリズミカルにたたきながらデモンストレーションするあめ切り音頭は柴又名物として知られ、「日本の音風景100選」の一つになっている。

 コンテスト開催のきっかけについて、同店5代目で柴又宵まつり実行委員長でもある宮崎修さんは「昨年、自分があめを切っているところが動画に掲載され、ニコニコ動画で多く再生されていた。自分も見ていてとても面白いと感じ、今回何かお返しをしながら街が活性化するきっかけにならないか、と考えコンテストを思いついた」と話す。

 コンテストはニコニコ動画・ユーチューブに掲載している素材動画を編集し、後日行われる審査会で優勝した作品には松屋のあめをプレゼントする。プレゼントするあめは切る前のもので、10メートル分(1メートル棒10本)。賞品について、「どうせやるなら面白いものを、と考えた。1メートルというとちとせあめよりも長いし、1年分以上の分量。もらった賞品もどう消費するのか楽しんで考えてほしい」と話す。

 入賞した作品は9月17日に行われる「大正ロマン 柴又宵まつり」で上映される。「若い人たちがどのような新しい息吹を吹き込んでくれるのか、あめ切り職人としてはとても楽しみにしている。今回をきっかけに柴又と新しい文化の融合が生まれれば」(宮崎さん)とネットカルチャーとの共存を目指す。

 コンテストの締め切りは8月31日(24時投稿分まで)。

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