亀有のシネマコンプレックス「MOVIX亀有(葛飾区亀有3)」で1月7日、映画「けいおん!」のヒットを記念して舞台あいさつが行われた。
昨年12月3日に公開された同作品。上映から約1カ月で全国の興行収入約14億円、観客動員数は100万人を突破した。同館マネジャーの石井篤志さんは「通常アニメ映画の観客動員は盛り上がるが、公開後すぐに落ち着くパターンが多い。今回の作品は1カ月経過しても、多くのリピーターが訪れている。正月映画の中でもトップクラスの動員数」と話す。
舞台あいさつには20~40代の男性を中心に同作品のファンが駆け付けた。上映後に行われた舞台あいさつには、平沢唯役の豊崎愛生さん、琴吹紬役の寿美菜子さん、中野梓役の竹達彩奈さんの3人が登壇した。
同作品について、豊崎さんは「映画公開に向けてアフレコや取材などでけいおん一色の一年だった」と話し、寿さんは「街中でもけいおんのキャラや音楽なども多く見かけるようになった。多くの人に愛されている」と振り返った。
イベントでは3人が「作品を一言で表すなら」という題目で書き初めを行った。寿さんは「宝物」、竹達さんは「愛」と書いた半紙を披露。竹達さんは「ファンのみんなが愛してくれたおかげで映画化につながった」と感謝の言葉を述べた。豊崎さんは「放課後ティータイム」のマークとカメの「トンちゃん」のイラストを半紙に描き披露。「『けいおん』は『けいおん』。言葉に表せない気持ちを表現した」と作品への熱い気持ちを述べた。
舞台あいさつに訪れた埼玉県在住の30代男性は「ほかのアニメに比べて、キャラクターの成長が見られるのが好きな部分。これから年数を重ねてどのような作品になるのか、とても楽しみ」と今後に期待を膨らませる。