立石商店連合会は3月3日、駅通りアーケード(葛飾区立石1)で「立石安心フェア」を開催する。
3回目を迎える今年は、アーケード内のAED(自動体外式除細動器)設置記念と、東日本大震災の被災地である宮城県石巻市雄勝町への復興支援を目的に開催する。葛飾区と石巻市は防災協定を結んでおり、中でも立石と雄勝町は特に縁が深いことから企画された。
当日は葛飾区防災課のキャンペーンから始まり、防災グッズを無料で提供するほか、本田消防署によるAEDの講習会も開講。立石で活動するバンドなどが参加する音楽イベントや大抽選会も行い、連合会加盟の300店舗で使用できる共通買い物券が当たる。
抽選券の裏面に雄勝町への応援メッセージを書くと、先着で雄勝町特産のとろろ昆布が提供される企画も行 う。今回の企画に関し、「ホソヤ靴店」(葛飾区立石1)の細谷政男さんは「先日雄勝町まで出向き現地で購入したもの。震災から間もなく1年が経過するが、ボランティアなどの活動だけでなく、現地の経済が動くことを考え特産品を購入した。商店街に住む人間として、現地の経済を復興させるのが目的」と話す。「イベント終了後、書かれたメッセージは、責任をもって現地に届けたい」とも。会場には現在の雄勝町を伝える写真パネルも展示する。
開催時間は12時~15時。抽選券は11時から、立石1丁目児童遊園で配布する