亀有の焼き肉店「錦城苑」(葛飾区亀有5、TEL 03-3605-7714)が4月3日、ランチ営業を始めた。1965(昭和40)年創業の同店。今回のランチ営業は創業以来初となる。
ランチ営業を始めたきっかけについて、店主の岡本永日さんは「今まで夜中心の営業だったが、昼間の営業によって、今まで取り込めなかった潜在顧客を取り込んでいきたい。より多くの人に当店の味を知ってもらい、店のファンになってもらえれば」と話す。
ランチメニューは全部で10品。価格帯は500円~1,200円。自家製のつけダレに上ロース・骨付きカルビ・ホルモン・エビなどが入った限定5食の「つぼ漬けランチ」(1,000円)などを用意。「ランチ営業と言っても決してコストを下げたりせず、えりすぐった素材を用意している。赤字覚悟だが、店の魅力を十分に知ってもらい満足できるメニューを作った」(岡本さん)。
中でも男性向けに開発したランチメニューの目玉が「漢(おとこ)丼」(800円)。ランチ限定に煮込まれた牛丼用の肉に、合いびき肉を使わない牛肉のみで作られた煮込みハンバーグを載せる。ライスの量も通常の2倍にした。
同メニューを注文した30代の男性は「単なる大盛りメニューと思っていたが甘かった。煮込まれたハンバーグが自分の好み。カロリーを後で気にすると、午後から思い切り仕事をしないと消費できない気がする」と感想を話す。
「不景気で元気のないところに、少しでも大盛りメニューで元気を出してほしい、焼き肉店の景気対策案。食べて元気を出してほしい」と岡本さん。
ランチ営業は11時30分~14時。夜は17時~翌1時(日曜は24時まで)。