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地域活性化のアイデアを探る「モテたいっ!会議」、モテない2人が柴又で企画

会場にになる高木屋の予約席で発起人の石川さんと榎さん。「まともな顔で写真を撮影するのが難しい」(榎さん)と目線をそらす

会場にになる高木屋の予約席で発起人の石川さんと榎さん。「まともな顔で写真を撮影するのが難しい」(榎さん)と目線をそらす

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 柴又の「高木屋老舗」(葛飾区柴又7)で4月12日、ユーストリームを利用した番組「モテたいっ!会議」が行われる。「若い世代でもっと魅力的な街にしたい」という切り口で、高木屋老舗の7代目、石川幾生さん(30)と亀有経済新聞・編集長の榎昭裕さん(32)が企画した。

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 閉店後の高木屋を貸し切って放送する同番組は、2人が用意した発泡酒1ケース(24本)を用意。榎さんは「2人では飲みきれないほどのビールを毎回用意する予定。発泡酒はあるだけごちそうするので、つまみでも持って気軽に遊びに来てほしい」と話す。

 石川さんは「柴又に関して言えば、古くは帝釈天(たいしゃくてん)への参拝客、昭和30年代からは映画『男はつらいよ』シリーズによる観光客でにぎわってきたが、(最近は)陰りが見えてきた。今後、若い世代をどうやって呼び込むかが長年の課題。それは柴又だけでなく、区内の環境も一緒。区内の観光を活性化させるアイデアを集めたい」と話す。

 同会議では、発泡酒を飲みながら「どうすれば街がモテるか」がテーマに話し合い、街を活性化するアイデアを持つ人の参加を広く呼び掛ける。メンバーは有名・無名問わず、若手アーティストなどにも表現・発信の場として活用してもらい、参加してもらう予定。

 さらに、「柴又の商店街は今まで活性化企画を行ってきたが、どれもマンネリ傾向にあった。これを打破するためにも、世代や地域を超えてさまざまな人と出会い、新しいアイデアを出していきたい。自分は振られてばかりでモテないが、地域はもっとモテる場所になってほしい」と期待を込める。

 榎さんは「地域が『モテる』意識を持って会議を続け、インターネット配信することによって、地理や時間など物理的な制限でかなわない人でも多く発表の場として参加してほしい」と呼び掛ける。「この企画を通して、地域だけでなく、あわよくば自分たちもモテたら」と淡い期待ものぞかせる。

会議の開始は20時。会議は発泡酒が無くなり次第終了する。

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