イトーヨーカ堂（千代田区）は11月28日、同社初の自社開発ホームセンター「セブンホームセンター金町店」（葛飾区東金町1、TEL 03-3609-3131）をオープンした。

　同店は1973年にイトーヨーカドー金町店として開業。1階で食品、2階で衣料品や生活雑貨を取り扱っており、屋上に金町自動車教習所を併設するなど地元で多くの住民に知られている。また駅から徒歩3分という好立地にあり、毎日夕方になると主婦や仕事帰りの会社員などでにぎわっている。

　今回のリニューアルは、駅周辺に暮らしに必要な住関連品が取り扱う店舗が減少しニーズが高まっている点に注目。既存のGMS業態の品ぞろえでは充分に対応しきれない商品を中心に約5万品目を取りそろえた。

　商圏の特性を考慮し、文具や伝票類、金庫等の事務用品や業務用洗剤･掃除用品等を拡充して、オフィス需要にも対応。また社内公募により、専門知識を持った販売員を売場に配置することで、商品説明が必要な購買客への接客販売に対応している。

　オープンの同28日から週末の3日間は従来店舗の5倍の来店客があり、「売り上げ予算も達成した。好調のスタート」と同社広報担当の逸見さんは話す。

　オープン2日目に訪れたという20代女性は「品ぞろえが豊富で店内も見渡せて良かった」と感想を話す。また30代の主婦は「夕食の買い物のついでに日用品などもそろうのも便利。従来のホームセンターは郊外にあり、休日に家族と行かなくてはいけないが、日常雑貨が比較的安価に販売しているので、今後も日常使いとして通いたい」と近郊にある利便性について話した。

営業時間は10時～21時。