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葛飾の女子サッカー部、全国大会へ-設立8年、3年連続出場の強豪校へ

試合前に笑顔で集合する修徳高校女子サッカー部員たち

試合前に笑顔で集合する修徳高校女子サッカー部員たち

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 1月12日に行われる「第21回全日本高等学校女子サッカー選手権大会」(静岡県磐田市)の関東代表に選ばれた私立修徳高等学校(葛飾区青戸8)女子サッカー部が、最後の練習に励んでいる。

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 同校は女子サッカー部創設から8年。市丸章部長は「設立当時はサッカーの試合ができるギリギリの13人からスタートした。現在は34人の女子部員たちが全国制覇に向けて頑張っている」と話す。

 同大会に出場するのは今年で3年連続3回目。わずか8年で都内屈指の強豪校に成長した部員たちの中には、小学生時代からサッカーを行っていた選手も多い。「近年のなでしこブームのおかげか、高校生になってからサッカーを始める部員もいる。中では一線で活躍している」(市丸部長)とも。

 この日は木曜日の出発前の最終調整となり、選手一同が14時から練習を開始した。同部の練習は毎週水曜日1日休みとなり、練習時間を多く取らないのが特徴という。その理由について、「もちろんサッカーなどスポーツに打ち込むことも大事だが、勉学や人生に役立つことを学んでいくのが高校生活。部活動だけでなく、地域とのコミュニケーションや中学校の練習試合の後にみんなでお汁粉を食べるなど、学生らしい大人に向かっての勉強もしてほしい」と明かす。

 男子サッカー部を通して25年間指導にあたる市丸部長。女子サッカー部の特徴について、「男子は130人近い大所帯の中、女子は34人の少数先鋭。どの部員も試合に対する粘り強さ、我慢強さを覚えていく。それが近年の成績に残っているのでは」と分析する。

 試合を前に、センターバックの伊藤千晶さん(3年)は「関東大会ではギリギリ(の7位で全国進出)だったが、全国大会では昨年の3位よりも上の順位を狙いたい。自分のポジションからは点を取られないよう頑張りたい」と抱負を語る。

 試合は、磐田スポーツ交流の里ゆめりあ球技場(静岡県磐田市)で11時45分キックオフ。試合の様子はCS放送局「TBSチャンネル2」で放送される。

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